インフレ時に強いエネルギー株 医師の資産形成

医師の資産形成
スポンサーリンク

先生、エネルギー株最近上がっているらしいじゃないですか!?

ハイテク株売ってエネルギー関連株買おうと思ってるんですよねー。

エネルギー株!いいところに目を付けたね。

2022年は年初来いい数字出しているよね。

ところでなぜインフレの状況でこれだけ株価が上がっているか知っている?

え。。。。

インフレだから??

じゃあ説明していくね!

コロナショック後のインフレ拡大

米国経済ではコロナショックへの金融緩和によって市場にばら撒かれたキャッシュの影響で昨年秋冬からコアCPIが7%台をつけるなどインフレが進行しています。

ヨーロッパでもその傾向が見られます。

アメリカのFRBや欧州のECB(European Central Bank)は金融引き締めのため、

これ以上の保有資産(国債など)を増やさず、市場に国債などを売って、市場からキャッシュを吸収していく予定です。

市場からキャッシュが吸収されることでインフレを抑え込むのです。

金融緩和の引き締め

金融緩和の引き締めは次の3つのステップで進められます。

 第1に、FRBの資産購入(米国債や住宅ローン担保証券等)規模を減額します。

毎月1200億ドル(約14兆円)の購入額を段階的に減額して行きます。

これは、「テーパリング」と呼ばれます。市場にばらまくキャッシュを減量することです。

 第2に、利上げを行い金融引き締めに転換します。

利上げをするとはフェデラルファンドレート(FF金利)を上昇させることを言います。これはFOMCで決められます。
フェデラルファンドレートとはアメリカの民間銀行同士の資金の貸し借りに適応される金利のことです。

これにより国債も短期金利が引き上がりますし、長期金利も上昇します。

すると金利が高いので徐々に資金の貸し借り、流通が滞るようになります。

結果として市場全体のキャッシュの供給量が低下し、インフレが改善するのです。

 第3に、国債などの保有資産の規模を削減します。

これにより市場からさらに資金を吸収するので、市場に出回ったキャッシュが減り、インフレが抑制されます。

量的緩和政策(QE: Quantitative Easing)と反対の政策として量的引き締め政策(QT:Quantitative Tightening、保有資産縮小策)と呼ばれます。

以上の3つの施策によりインフレは抑制されて行きます。

エネルギー株がインフレ下で値上がりする理由

インフレにエネルギー株が強いのは

  1. 人件費や材料費といったコストをそのまま価格に上乗せして販売することができること
  2. インフレによって物価が上昇した場合、実物資産(石油や金など)の価格も上昇する傾向にあるため

Bloombergの記事「インフレ不安高まる中の株式投資-ゴールドマンやソシエテのお勧めは(リンク)」でも、過去のデータによると”インフレが昂進する時にエネルギー株には投資妙味がある”と表現されています。

エネルギー株で注目の銘柄

統合型石油・ガス企業-時価総額上位5銘柄

  1. Royal Dutch Shell plc【英】(ティッカーシンボル:RDS-A/B)
  2. Exxon Mobil Corporation【米】(ティッカーシンボル:XOM)
  3. Chevron Corporation【米】(ティッカーシンボル:CHV)
  4. PetroChina Company Limited【中】(ティッカーシンボル:PTR)
  5. TotalEnergies SE【仏】(ティッカーシンボル:TTE)

探査と生産企業-時価総額上位5銘柄

  1. ConocoPhillips【米】(ティッカーシンボル:COP)
  2. EOG Resources, Inc.【米】(ティッカーシンボル:EOG)
  3. Canadian Natural Resources Limited【加】(ティッカーシンボル:CNQ)
  4. Pioneer Natural Resources Company【米】(ティッカーシンボル:PXD)
  5. Occidental Petroleum Corporation【米】(ティッカーシンボル:OXY)

輸送と貯蔵企業-時価総額上位5銘柄

  1. Enbridge Inc.【加】(ティッカーシンボル:ENB)
  2. Enterprise Products Partners L.P.【米】(ティッカーシンボル:EPD)
  3. TC Energy Corporation【加】(ティッカーシンボル:TRP)
  4. Kinder Morgan, Inc.【米】(ティッカーシンボル:KMI)
  5. The Williams Companies, Inc.【米】(ティッカーシンボル:WMB)

精製と販売企業-時価総額上位5銘柄

  1. Marathon Petroleum Corporation【米】(ティッカーシンボル:MPC)
  2. Phillips 66【米】(ティッカーシンボル:PSX)
  3. Valero Energy Corporation【米】(ティッカーシンボル:VLO)
  4. Cosan S.A.【ブラジル】(ティッカーシンボル:CSAN)
  5. Sinopec Shanghai Petrochemical Company Limited【中】(ティッカーシンボル:SHI)

インフレに強いエネルギー銘柄は要注目!エネルギーETF

インフレはまだまだ年単位で続くと考えられるので石油関連株にはまだまだ注目ですね。

また、個別株は選びずらいという方はセクターETFであるVDEにも注目ですね。

VDEのここ一年のチャートは下の通りです。

過去のダイヤモンドバックエナジーの記事もどうぞ。

以上になります!

医師の資産形成において収入を上げるのは資産形成のタネ銭を作る近道です。

下のリンクを参考にどうぞ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました