ETFと投資信託の比較:若手医師の資産形成

医師の資産形成

最近投資を始めたという方もいるのではないでしょうか?

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その中でもETFと投資信託は株を集めた投資先で分散が効いていて人気があり、よく耳にしますよね!

この2つの投資先も名前が違うのでやはり違いがあります。

ETFと投資信託を比較してみました。

他の株や資産形成についての記事はこちら

トトえもん
トトえもん

ETFと投資信託の違いを説明するよ

結局どちらが得をするのか知りたい!

どちらが必ず得をするとは言えないよ。違いを理解して自分に合った投資先を選ぶことが大切だよ。

トトえもんはどんな商品を持っているの?

僕は長期投資では投資信託で、楽天・全米株式インデックス・ファンドがメインだよ。
ETFは色々持っているけれど購入数が多いのはQQQだね。

ETFと投資信託違いまとめ (表)

ETF投資信託
上場・非上場   上場非上場
取得価格リアルタイムで変動する市場価格1日1回算出される基準価額
少額から購入可能
取得場所証券会社ファンドごとに異なる販売会社で、
証券会社や銀行、郵便局など
取得時の
費用
市場で取得する際に、証券会社により異なる売買委託手数料ファンドによって、また販売会社ごとに異なる販売手数料
信託報酬安い 0.1%未満も多い高め特にアクティブファンドは高い傾向
売買リアルタイム市場が開いている時間にできるいつでも可能だが基準価額で
法律で資産が保全されている
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ETF(Exchange Traded Fund上場投資信託)も投資信託もどちらも投資信託=株の寄せ集めですが、大きな違いは、上場しているか上場していないか(証券取引所を通じて取引するのかしないのか)の違いです。

上場しているとリアルタイムで変動する市場価格で取引できますが、

非上場の投資信託は1日1回算出される基準価格で取引されます。

簡単にいうとETFは分単位で値動きする価格で取引できますが、

投資信託はこの価格ですぐに!という取引ができないということです。

ですのでデイトレードやスイングトレードのように頻繁な売買で儲けをあげるような取引には投資信託は向かないということです。

反対にデイトレードをして頻回の売買で収益をあげたい方はETFが良いでしょう。

また、数日単位や数週間単位のスイングトレードを行なっている人もETFが良いでしょう。

デイトレードとスイングトレードの違い(wikipediaより)

買える単位が違う

ETFは例えば100$や2000円といった単位ごとでしか買えないのに対して投資信託は100円単位から購入可能です。

これは大きな違いですね。

セクターETF

ETFには指数などに連動したパッシブな運用であることが多いです。

さらにある特定の分野の株式を集めたセクターETFという商品があるのも特徴です。

例えばハイテク産業の多いナスダック100社に連動しているQQQ(Invesco QQQ Trust Series 1)が代表例です。

アメリカの資産運用会社バンガード社では下の表のようなセクターETFを扱っています。


ティッカー
正式名称
1VAW米国素材セクターETF
2VCR米国一般消費財・サービス・セクターETF
3VDC米国生活必需品セクターETF
4VDE米国エネルギー・セクターETF
5VFH米国金融セクターETF
6VGT米国情報技術セクターETF
7VHT米国ヘルスケア・セクターETF
8VIS米国資本財・サービス・セクターETF
9VOX米国通信サービス・セクターETF
10VPU米国公益事業セクターETF

ちなみに上記の全てのETFで年間の経費率は0.1%以下です(2021年時点)

他ETFの記事は以下です。

ETFと投資信託の購入窓口

ETFは証券会社(窓口 or オンライン証券)でのみ取り扱われており、投資信託は証券会社や銀行・郵便局,オンライン証券などでも取扱いがあります。

金融機関銀行、信用金庫などによって扱っている投資信託が異なり、ひとつの金融機関で全ての投資信託を取り扱っている訳ではありません。

リアルタイムで購入できるのはどっち?

ETFは“上場”投資信託のため、株式と同様に証券会社を通じて証券取引所に買付や売却の注文を出します。

売買単位が決まっており、売買単位ごとで注文します。

大きな特徴として、ETFの価格は株式同様に市場にてリアルタイムで値動きしていることです。

注文方法は、指値注文と成行注文のどちらでも出すことができます。

一方、投資信託は上場しておらず、証券会社(ネット証券 or 窓口)で購入します。

投資信託は通常、注文を出した当日は売買金額(基準価額という)が公表されず、注文した翌営業日に公表されます(投資信託によっては、翌営業日ではない投資信託もあります。)。

運用の特徴 (アクティブ?パッシブ?)

投資信託、ETFいずれも運用の特徴は、主に指数(例:S&P 500や日経平均株価など)に連動するように運用(パッシブ運用)されていることが多いです。

運用方法には、指数に連動することを目指しているパッシブ運用(インデックスファンド)と、パッシブ運用(アクティブファンド)を上回る成果を目指しているアクティブ運用があります。

組み込まれている一銘柄の株価には左右されず、指数などの全体の値動きに連動して価格が決まります。

パッシブ運用とアクティブ運用の違いは簡単にいうと決まった方法に従って組み入れる株の銘柄を考えるかプロが人為的に考えて銘柄を選ぶかの違いです。

機械的に銘柄を選ぶか、人が選ぶかの違いともいえます。

結局どちらが儲かるの?

同じパッシブ運用でETFと投資信託を比較するとどうでしょう?

ETFと投資信託では、一般的にETFのほうが、購入時手数料や保有期間中の手数料(信託報酬)が比較的安くなっています。

例えば米国株式の約3,500銘柄に投資をするバンガードETFである「VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」を直接購入する場合の経費率は0.03%になります。

投資信託の中には、ノーロードと呼ばれる購入時手数料が無料の投資信託もあります(ただし信託報酬はかかります)。

円建てで運用することができるものが多いのが投資信託です。

またETFは配当金が手元に戻りますが、投資信託は配当を受け取るか、投資信託内で自動で再投資するか選べることが多いです。

自動で配当金を再投資することで、投資効率が良くなりますし、都度の配当金へかかる税金もかかりません。

こちらのブログでETF(VTI)と楽天VTIの比較を行なっているので参考になりますね。

ETFと投資信託では、どのような運用でどのくらいの投資期間を見積もるかでどちらが利益が上げられるかは判断が別れます。

最近は多くの米国のETFが日本から購入可能になり人気が出ています。

どういうスタンスで資産運用を考えるかで選択する、場合によっては両方を組み合わせるなどを考えてみるのも良い案だと考えられます。

ちなみにETFの定期買い付けはネット証券であるSBI証券のみで可能です。

リベラルアーツ大学の動画も参考になります!

どちらが儲かるか?という質問は最も難しい質問だよ 笑

絶対はないからしっかりと勉強して投資しよう。

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